ほら 貴方にとって 大事な人こそすぐ傍にいるの


さて。ここから先、暗い系とかなんか感動系?になります。
管理人が嫌いな方や、管理人が嘘を言ってるようにおもえるかたにはまず、おすすめしません^^(ニッコリ













































さて、私の弟の話を、前にしましたが。
その続きを、今日書きたいと思います。

↓、私の作文から。


私の二つ違いの弟、○○は、19○○年、○月○日に生まれました。
生まれる少し前に、お父さん、お母さんはお医者さんからお腹の子がたくさんの病気を持っていることを聞かされていました。
なので、産む事がとても不安だったそうです。
当時二歳だった私には○○が生まれたころの記憶は、ほとんどありません。
ですが、○○が入退院を繰り返していたことは覚えています。
退院して家に帰ってきた○○は決まってぐっすり眠っていました。
その幸せそうな寝顔をみて、私もすごく幸せな気分になったことをはっきりと覚えています。


○○は、体のいたるところに病気をもっていました。
しゃべることができない、手足を自由に動かせないなど。ほかにもたくさん病気がありました。
体も小さく、いつもベビーカーに乗っていました。
だけど、○○はよく笑っていました。
お父さんが背中をさすったとき、お母さんが名前を呼んだとき、私が抱っこしたとき。
○○が笑うと、私も笑顔になりました。
いや、皆笑顔になりました。
世界に一人しかいない、私の大事な弟・・でした。


私が小学3年生、19○○年○月○日。
○○の誕生日から、一週間後。
学校から帰ってきた私は、家の様子がいつもの違うことに気づきました。
テレビの音がしません。おかえり、の一言もありません。家が静まり返っています。
リビングに入ると、○○のベビーベットを囲み、皆が黙っていました。
私が、「どうしたの?」と聞くと、父は、


「○○が死んだんだよ」


・・・私は初め、冗談だとおもいました。いえ、思いたかったのかもしれません。
ですが、いつもは冗談ばかり言っている父の真剣な言い方に・・本当のことだ、と悟りました。


自分の部屋へいった私は、しばらく現実を受け止めることができず、呆然としてました。
昨日まで元気だったのに・・。あんなに笑ってたのに・・。
・・・・・・いつのまにか、声もあげず泣いていました。


突然、○○がいなくなってもう三年。しばらく悲しみにくれていましたが、やっと元気を取り戻せています。
○○がくれたたくさんの出会い。○○が通った療育園、学校にはたくさんの障害をもつ子がいました。
どの子も○○と同じように素敵な笑顔をもっていました。
「生きてるって素敵なことなんだよ」
その笑顔をみていると皆がそういってるように思えました。


障害を持つ子、病気を持ってる子は、私たちが何気なくできることにも時間がかかったり、できなかったりします。
弟もそうでした。でも、○○の笑顔は周りの人を幸せな気持ちにするパワーをもっていました。
どんなに体が不自由でも、生きていてほしかったです・・・。太陽だったあの笑顔と、私はずっと一緒にいたかったのです。


今、これを読んでいる貴方へ。貴方にも大事な人がいると思います。
貴方は一人ではありません。貴方を大事に思っている人がいます。
そして貴方は、その人を幸せにする力をもっているのです。
貴方には、貴方の人生も、大事な人の人生も、輝かせる力をもっているのです。